ところが、金額を確かめて持っていたはずなのに、レジで店員さんは、どうやらお金が足りないと言っている様子。何が足りないのかと聞こうにも、デンマーク語はもとより、英語も良く分からない。商品を返そうか、カードで決済しようかと、オロオロしていたところで、後ろに並んでいた方がコインを一枚出してくれ、どうやら、これで会計をしてくれと言ってくれたようでした。私たちは、お礼はしたものの恥ずかしいやら、訳がわからないやらで、お店を後にしたのですが、この時は、どうして値札通りにお金を出したら足りないのか、全く分かりませんでした。
わからないまま、ノルウェー、フィンランドと旅行を続けていたのですが、買い物をした時のレシートを見ると、たまに追加料金を取られていることがありました。スーパーやコンビニにでもサービス料が取られるのかと思っていたら、ある法則(?)を発見しました。
どうやら、追加料金が発生しているのは飲料のみ。それも、缶やペットボトル入りのものです。そういえばデンマークでお金が足りなかったときもペットボトル入りの水でした。
◇フィンランドの缶ビール(飲み口にデポジットの表示がある)
そうです。缶やペットボトルは、回収を前提にあらかじめ料金を上乗せしておいて、返したら返金するというシステムが、ちゃんと出来ているのです。確かに、デンマークでもチボリ公園ではそのような表示があり、プラスチックのコップも回収の対象だったようです。
そうなると、気になるのはどこで回収してくれて、どうやって返金してくれるかということ。そこで頭に浮かんだのが、スーパーの入り口などにある不思議な箱。これが回収機ではないかと思い、しばらく、その箱の前で様子を見ることにしました。すると、手さげ袋に缶やペットボトルを大量に入れた人が来て、その機会の中にどんどん投入しているではありませんか。
◇缶やペットボトルの回収機
そのレシートには、デポジット分の金額が表示されていて、サービス券の様な感じでした。私たちの予想通り、その件はそのお店で買い物をする際の割引券として使用できたのです。これで、このような機会がお店の中に設置されていたことも納得がいきました。回収したお店の割引券になるからです。
そう思って、旅行してきた北欧各国を振り返ると、どの国のスーパーにもそのような機械は設置されていました。そして、買い物をしたレシートをみると、缶やペットボトルにはきちんと課金されていました。
このシステムを構築するにはは、企業努力でも不可能ではないかもしれませんが、これこそ政府が国を挙げてすべき政策なんだろうと強く感じました。










