2010年5月29日土曜日

北欧レポート トラムの走る街

ヨーロッパで市街地を移動するときに便利な乗り物にトラムがあります。日本では路面電車とか”チンチン電車”と呼ばれていますが、国内では年々路線が減っていて、現存しているのは約20路線だそうです。

道路上に軌道があるので自動車の通行には邪魔であるだとか、交通渋滞に巻き込まれることが多く、時間が不正確なので使いづらいとか、廃線となった色々理由はありますが、少なくとも私が今回利用したトラムは、地元の人たちに愛されているようでした。


今回、旅をしてきた街の中でトラムがあったのは、
ヘルシンキとオスロ、それにベルゲンの3都市でした。


◇ヘルシンキのトラム


持っていったガイドブックによると、ストックホルムにもあるようですが、私が行った時には、工事中で乗ることができませんでした。一部線路は残っているのですが、ところどころ線路が途切れ、地面を掘り返していました。ただ、それが改修工事なのか撤去工事なのかは良く分かりませんでした。


今回、実際にトラムに乗車したのはヘルシンキとオスロです。トラムは、停留所がありそこから乗車するのですが、駅というよりバス停に近く、改札などはありません。通常は、観光案内所やキオスクで切符を買って乗車します。運転手からも切符を購入することが出来るのですが、その場合、少し割高になります。

また、買った切符は毎回運転手に見せる必要はありませんでした。最初に使うときに刻印して、あとは自己の良心に従って使用します。日本のバスの様に乗車口と降車口が一つづつではなく、複数ある扉のどこから乗れて、どこからでも降りられます。ただ、切符を買うときは運転席に近い扉から乗ります。
ちなみに、ヘルシンキでは1日券などにICカードを導入していて、最初に使うときに、機会にかざすと使用開始時刻が記録されるシステムでした。

改札がないから言って、検礼の係りの人にただ乗りが見つかると、かなりの額の罰金が科せられるそうです。停留所にも、罰金の表示はありましたが、旅行の間、一度も検礼の機会はありませんでした。


◇オスロのトラム


トラムに乗る場合は、停留所で待っていて乗るのですが、扉は乗客が自ら開けて(ボタンを押すと開く)乗り降りします。ですから、停留所に停まってもボタンが押されない扉は閉まったままです。


降りる場合は、日本のバスの様に降車ボタンを押して停留所に停まってもらうのですが、今回利用したトラムの路線では、ボタンが押されたかどうかにかかわらず、すべての停留所に停まっていたように思います。


日本では、路面電車は減ってきていると書きましたが、一方で、LRTと呼ばれ再注目され、まちの活性化の目玉にしようという動きもあるようです。日本で路面電車が復活するかどうかは、日本人の公共交通や移動に関する意識にかかっているように思いますが、それはまた別に機会に。

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