2010年5月31日月曜日

北欧レポート 白夜の国

一日中太陽が沈まない「白夜」。私が滞在した時期は白夜にこそなりませんでしたが、夜の9時10時を過ぎても、まだ明るく、真っ暗な時間が1日数時間しかありませんでした。


北欧は治安が良いと言われています。また実際に滞在した感覚でも、治安は本当に良いと思いました。それでも、初めていく土地で、あまり夜遅くまで出歩くというのは不安なものですが、夜遅くまで明るいというのは本当にありがたいものでした。

ですが、その一方で外がなかなか暗くならないので、日本人の感覚だと夜になっていない気がして、カーテンを閉めても寝る気分になかなかなりませんでした。また、土曜日や日曜日になると早い時間に店を閉める場合が多く、飲食店でも同じなのですが、明るいうちに店がどんどん閉まっていくというのも不思議な感覚で、日曜日の夜9時頃に食事ができる場所を探すのに苦労したこともありました。


白夜があるということは、その反対に、一日のうちでほとんど陽が昇らない時期(極夜というそうです)もあり、その間は太陽にほとんど当たることができません。それが理由なのかどうかかわかりませんが、私たちがまだ肌寒く感じるような気候でも、半袖やタンクトップで外出し、オープンカフェの陽が当たる場所を選んでコーヒーやビールを飲んでいました。

2010年5月30日日曜日

北欧レポート 自転車道路

北欧で見かけたもののなかで、日本で明日にでも導入してほしいと思ったものが幾つかありましたが、その一つが自転車道です。どの国も、車道と歩道が分かれているところであれば、必ずと言っていいほど自転車道が整備されていました。



◇ストックホルムの自転車道


自転車に乗っている人は、ちゃんと自転車道を走り、歩道を通行する場合は自転車を押して歩きます。そのおかげで、歩道を歩いているときに後ろからベルを鳴らされるということは一切ありませんでした。逆に、歩行者も自転車道路を歩いてはいけないようでした。自転車が信号で止まる場合も、車道や歩道にあふれることなく、自転車道路に縦に並びます。



◇コペンハーゲンの信号待ち風景


日本だと、歩道のオマケの様な感じで自転車道がある感じもするのですが、北欧では自転車道路というものがきちんと確立されていて、場所によっては自転車用の信号もあったほどです。歩行者も道路を横断する場合は、自転車道路と車道を両方横断することになり、広い道路の場合、車道は青だけど自転車道路は赤といったこともあります。そんな時は、自転車道路の前で待つということもありました。



◇ストックホルムの自転車用信号


北欧で自転車が活用されているから、自転車道路の整備がされるようになったのか、整備されたから活用されたのかは分かりませんが、率直に素晴らしいと思いました。しかも、都市によってはレンタサイクルもあり、コインを入れて簡単に使えたり、無料のものもありました。

私も、せっかくなのでこのレンタサイクルを使わせてもらおうと思ったのですが、残念なことにコインが無くて使用することができませんでした。レンタサイクルは、お店があるわけではなく、街かどに自転車だけがあるので、紙幣を出してお釣りをもらうことも出来ないですし、両替機も無いようでした。



◇オスロのレンタサイクル


日本の場合、都市部の人口密度が非常に高く、繁華街の歩道を広げるのは難しいでしょうし、また、現在ですら放置自転車が問題になっているくらいなので、自転車道路の整備だけでなく、駐輪場の整備など優先すべき課題も多いとは思います。しかも、北欧に比べて降水量も多いといった特徴もあるので、簡単に取り入れることは出来ないかもしれませんが、エコな時代の乗り物として、自転車がより便利に乗れるような工事ならどんどんしてもらいたいと感じました。

2010年5月29日土曜日

北欧レポート トラムの走る街

ヨーロッパで市街地を移動するときに便利な乗り物にトラムがあります。日本では路面電車とか”チンチン電車”と呼ばれていますが、国内では年々路線が減っていて、現存しているのは約20路線だそうです。

道路上に軌道があるので自動車の通行には邪魔であるだとか、交通渋滞に巻き込まれることが多く、時間が不正確なので使いづらいとか、廃線となった色々理由はありますが、少なくとも私が今回利用したトラムは、地元の人たちに愛されているようでした。


今回、旅をしてきた街の中でトラムがあったのは、
ヘルシンキとオスロ、それにベルゲンの3都市でした。


◇ヘルシンキのトラム


持っていったガイドブックによると、ストックホルムにもあるようですが、私が行った時には、工事中で乗ることができませんでした。一部線路は残っているのですが、ところどころ線路が途切れ、地面を掘り返していました。ただ、それが改修工事なのか撤去工事なのかは良く分かりませんでした。


今回、実際にトラムに乗車したのはヘルシンキとオスロです。トラムは、停留所がありそこから乗車するのですが、駅というよりバス停に近く、改札などはありません。通常は、観光案内所やキオスクで切符を買って乗車します。運転手からも切符を購入することが出来るのですが、その場合、少し割高になります。

また、買った切符は毎回運転手に見せる必要はありませんでした。最初に使うときに刻印して、あとは自己の良心に従って使用します。日本のバスの様に乗車口と降車口が一つづつではなく、複数ある扉のどこから乗れて、どこからでも降りられます。ただ、切符を買うときは運転席に近い扉から乗ります。
ちなみに、ヘルシンキでは1日券などにICカードを導入していて、最初に使うときに、機会にかざすと使用開始時刻が記録されるシステムでした。

改札がないから言って、検礼の係りの人にただ乗りが見つかると、かなりの額の罰金が科せられるそうです。停留所にも、罰金の表示はありましたが、旅行の間、一度も検礼の機会はありませんでした。


◇オスロのトラム


トラムに乗る場合は、停留所で待っていて乗るのですが、扉は乗客が自ら開けて(ボタンを押すと開く)乗り降りします。ですから、停留所に停まってもボタンが押されない扉は閉まったままです。


降りる場合は、日本のバスの様に降車ボタンを押して停留所に停まってもらうのですが、今回利用したトラムの路線では、ボタンが押されたかどうかにかかわらず、すべての停留所に停まっていたように思います。


日本では、路面電車は減ってきていると書きましたが、一方で、LRTと呼ばれ再注目され、まちの活性化の目玉にしようという動きもあるようです。日本で路面電車が復活するかどうかは、日本人の公共交通や移動に関する意識にかかっているように思いますが、それはまた別に機会に。

2010年5月28日金曜日

北欧レポート はじめに

日本では、「北欧」というとデザインがオシャレで、
エコで福祉が充実している国というイメージでしょうか。
私もそんなイメージを抱いて、北欧4カ国を旅してきました。


正直な話、北欧に漠然とした良いイメージは持っていたものの
実際、どんな国があるかさえ知りませんでした。
ましてや、どんな地理になっているかも行くと決めてから
頭に叩き込んだ感じです。


ちなみに、北欧というと、デンマーク王国、ノルウェー王国、
スウェーデン王国、フィンランド共和国、アイスランド共和国の5カ国です。
2010年4月に噴火してヨーロッパ中の飛行機を止めたのは
アイスランドの火山です。どうも氷河の中の火山のようですね。
実は、私たちが搭乗したフィンランド航空もその4日ほど前まで
欠航しており出発できるかどうか微妙な状態でした。


私たちが旅をしてきたのは、北欧のうちアイスランドを除く4カ国。
現地の言葉はもとより、英語もかなり怪しいので
現地の方に色々尋ねたり、視察をさせてもらったりはしていないのですが
日本に伝わっている北欧のイメージはその通りなのか、
旅という形ではあるが、暮らしぶりはどんなものなのか
個人的な視点で感じたものを綴っていきたいと思います。