2010年7月27日火曜日

北欧トイレ事情

北欧の人は背が高い。

そんなことがトイレと何の関係があるのかと思われるでしょうが、結構重大な問題になるんです。まず、北欧の人がどれだけ身長が高いかというと、先日行われたワールドカップの日本対デンマーク戦の前後で良く報道されていたから、知っている人も多いと思いますが、成人の平均身長が180センチを超えています。ですので、190センチくらいの人と遭遇することも、良くあること。繁華街を歩いていて、頭の上の方から声が聞こえるという経験も何度もしました。

身長が高いということは、当然足も長い。このため、男性用小便器の位置も高く設定されているのです。私が見た限りでは、北欧の小便器は縦長で下までつながっているタイプのものは無く、ある程度の高さで受け止めるタイプのものばかりでした。そうすると、背の低い、いや足の短い私たちには、非常に屈辱的な事が待ち受けている。なんとか届かないという事態はなかったが、ギリギリという場面は何度も遭遇したのです。

身長に合わせた規格は男性用小便器だけでなく、普通の洋式トイレも大きめに作られています。こちらも、腰を下ろすとやや足が浮かび気味になってしまう。やはり力む時というのは、足が地面にしっかりとついてナンボだな、とまさか北欧に来てそんなことを学ぶとは思いませんでした。

驚いたのは規格だけはありませんでした。日本の場合、トイレでも青が男、赤が女と相場が決まっています。文字が読めなくても、色を見ればまず間違えることはありません。ところが、デンマークでレストランに入ってトイレに行った際、表示が両方とも黒だったんです。表記はアルファベット一文字、おそらくデンマーク語で男性女性の頭文字なんでしょう。文字だけでなく、男性女性の絵柄もついてはいたのですが、確信を持てるほどのものではなく、一度トイレを出てガイドブックで男性女性の区別を確かめることに。誰かが見てだわけではないのですが、トイレの前でキョロキョロしてたり、用も足さずに往復してるのって、怪しいじゃないですか。

旅行に出かける際に、食事以上に知っておかなければいけない事、それがトイレかもしれません。

2010年7月16日金曜日

音声案内は少なめで

初めての場所で電車やバスに乗るときは非常に緊張する。切符の買い方や時刻表の見方など分からないことだらけだが、何が一番怖いかというと、降りるところが分からない事ではないだろうか。

北欧では、電車もバスも車内放送はそれほど頻繁にはかからない。電車では停車駅くらいは放送してくれるが、バスなど終始無音で運航している。多くの場合、車内に電光掲示板があり、次の停車駅が表示されているので、それを見て降りる場所を確認することになる。それが分かれば、「駆け込み乗車はおやめください」とか「携帯電話は、他のお客様の・・・」とかの放送がない静かな車内は乗り心地が良いと感じた。

ただ、バスの場合電光掲示板が無い場合がある。そういう時はずっと路線図とにらめっこをしていないと降りる場所を間違えることになる。現に、フィンランドでは、そろそろ中央駅だと思って降りたところが、まだ4,5つ前のバス停だったようで、大きなスーツケースを持って移動したこともあった。この時は、頑張って歩いたのだが、北欧諸国の多くはバスのチケットは、1回あたりの料金ではなく時間当たりの料金である場合が多いので、時間内であれば乗換えや、途中下車も可能のようです。



電車の駅構内も案内放送は少なめだ。次の電車の行き先だとか、白線まで下がれだとか、そういった放送は一切ない。電光掲示板があり、次の電車の到着時間が表示されているだけである。時間になれば、すーっと電車が入ってきて、扉を開閉して発車する。日本の放送が当り前のように感じていたが、北欧を経験すると、このほうが良いのではないかと思う。

しかし、なぜ日本の場合あれこれ放送をするのだろうか。しかも、たいして誰も聞いていないというのに。

2010年7月8日木曜日

北欧レポート 歩行者優先の精神

北欧を歩いていると、車の運転マナーの素晴らしさに感動する。

ここは、歩行者優先なんだなって感じることが物凄く多かった。それも、規則だから守ってますという感じではなく、それが当り前でしょって感じがするのが、凄く良い。

例えば、フィンランドなどでは歩行者の信号が青から赤にすぐ変わってしまうのだが、信号が変わっても走ろうとする歩行者はほとんどいない。車は歩行者が渡りきるまでちゃんと待ってくれるのだ。クラクションを鳴らすこともない。そういえば、旅行中にクラクションを聞いたことが無かったかもしれない。
郊外の2車線道路にある横断歩道の前で立ち止まれば、ほとんどの確率で車は停車する。横断歩道を走って渡る必要もない。なんとなく、習慣で運転手にお辞儀をしてしまうが、停まったくらいでお辞儀をするなんて、なんて律儀な奴なんだという目でこっちを見返してくれる。

運転マナーとは関係がないかもしれないが、北欧の車はどれも汚い。というか、むしろ日本の車が綺麗すぎるのかもしれない。洗車場というものも郊外に少し見かけたが、あまり洗車ということをしないように思う。私自身は、車は動けばいいじゃんという意識があるので、北欧流のほうがありがたいのだが、日本では私の車はかなり汚い部類に分類されると思う。

運転マナーでもう一つ素晴らしいと感じたのは、公共交通優先の意識も徹底されている感じだった。バスの発車や割り込みに関しては、誰もが進んで道を譲る感じがした。

こういう感覚を日本に根付かせるには、時間が必要なのか、それとも教育なのか、それとももっと根本的な文化的なもの事なのかと、日本に帰ってからクラクションを鳴らしてしまった自分を少し恥ずかしく思いながら、そんなことを考えてしまうのです。